スマホやタブレットの電池の減りが早い? 長持ちの秘訣をまとめてみた

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スマートフォンやタブレットの電池には寿命があり、充電回数や使い方によって劣化のスピードが違ってくる…というのは多くの人が知るところだと思います。
そこで、出来るだけ電池を節約しようとか、劣化を出来るだけ遅くして電池を持たせたいと思うところですが、その方法も諸説あるようで何が正しいのか良く分かりません…ということで、信憑性が高いと思われる情報をまとめてみました。

どうやら、電池の劣化を抑えるためには、0%まで使い切ってから充電をすることは避けるべきで、充電しながら端末を使い続けることも電池には悪影響があるようです。また、電池の消費はアプリを都度終了させることに気をつけるよりも、液晶画面の表示時間や明るさを落とすといった対応をする方が節約の効果があるようです。

いざというときに電池切れ!? ということにならないように、より長く電池を持たせる方法について解説します。

1 スマホに使われている電池とは?

1.1 リチウムイオン電池とは?

スマホやタブレットのバッテリーに採用されている電池は、リチウムイオン電池といいます。リチウムイオン電池は、化学的な反応(酸化・還元反応)を利用して電力を生み出します。正極と負極の間でリチウムイオンが行き来することによって充電と放電が可能となり、繰り返し使用することができます。小型で軽量そして長寿命のという特徴もあり、現在はほぼ全てのスマホやタブレットの電源として使用されています。

1.2 どうして電池の減りが早くなるの?

リチウムイオン電池は、充電と放電を繰り返すことで寿命が少しずつ縮み、劣化していきます。例えばiPhoneの電池ですと、満充電(100%)から放電(0%)へのサイクルを約500回繰り返した時に、本来の容量の最大80%維持できるように設計されているということです。多少の違いはあれ、他のスマホの電池もこれと同様と見て良いでしょう。
しかしながら、使い方によってはこの劣化を早めてしまいます。電池切れを早めないように、できるだけ劣化が進行しない使用方法を習慣付けておきたいものです。
また、電池の充電回数には上限があるので、蓄えられる電力の目減りを早めないように、日頃から出来るだけ無駄な消費をしないように心がけることも必要になりそうです。

2 スマホの電池を長持ちさせる方法は?

2.1 電池残量0%まで完全に使い切った方が良い?

リチウムイオン電池が劣化する原因の一つに放電深度というものがあります。放電深度とは、蓄電量に対する放電量の比のことです。この放電深度が高いと電池はより劣化しやすくなります。
例えば、100%の満充電から充電量が0%になるまで(100%低下)と、100%から半分の50%になるまで(50%低下)では、前者の方が放電深度が高くなり、電池の劣化は早まります。
電池は0%まで使い切るのではなく、大体30%くらいまでで充電を始めた方が電池の寿命を延ばすことにつながります

2.2 それでも1ヶ月に1度は電池を0%にした方が良い?

リチウムイオン電池は調整のため、月に1回ほど完全放電(0%)にすると良いといわれています。
リチウムイオン電池は電力を使う(放電する)度に少しずつ使用可能な時間が減っていき、寿命が縮まっていきますが、電池残量が0%になるまで放電することで、そのリチウムイオン電池がどの程度劣化しているのかをオペレーティングシステムが正確に把握できるため、蓄電容量が正確に表示に反映されるというわけです。
このように、一度完全に電池を使い切ってから満充電にして調整を行うことをキャリブレーションといいます。
しかしながら、iPhoneをはじめ最近のスマホにはデジタルキャリブレーション用のツールを内蔵する電池が搭載されており、手動でキャリブレーションを行う必要はないといわれています。
電池の容量が突然減ってしまうというような不具合がある場合は、このようなキャリブレーションを試してみるのが良いとされていますが、上記で述べたように、完全放電して放電深度が高いということは電池の劣化を早めてしまいますので頻繁に行うことはお勧めできません。

2.3 夜に充電したまま寝ると電池に悪い?

リチウムイオン電池は満充電に近い状態が長く続くほど劣化します。そのため、充電器に挿したまま長時間放置すると、満充電からでも継ぎ足しの細かい充電がくり返されることになり、充電と放電の回数が増えてしまうので、電池を劣化させてしまうといわれていました。
しかし、最近のスマホやタブレットは、満充電に近い状態で電源につながっていても電池の寿命に悪影響を与えることが少ない、トリクル充電という方法が採用されているということです。
そのため、例え満充電に近い状態で充電器に挿したままにしておいても、以前ほど電池が劣化することはありません。

2.4 電池には暑いのも寒いのも良くない?

リチウムイオン電池にとって適温は、気温16度~22度ほどだそうです。
特にリチウムイオン電池にとって大敵なのは熱です気温が35度を超えるような場所での放置や使用は、電池の劣化を著しく早める可能性があるので注意が必要です。
逆に、低温の環境でも電池の使用時間が短くなることがありますが、温度が適温に戻れば回復するようなので、電池の劣化に影響することは少なそうです。

また、温度による電池の劣化を防ぐ為に、以下のようなことにも注意してください。

・充電中はケースを取り外す
スマホやタブレットをケースに入れたまま充電すると、過度の熱が発生し、電池に悪影響を及ぼす可能性があります。ケースは取り外して充電した方が良いですが、特に熱くなっていないか注意しましょう。

・充電しながら使用しない
充電器に接続して充電しながらスマホやタブレットを使用すると、熱がこもる原因となり、電池の劣化が早まります。充電中は出来るだけ使用しない方が良いでしょう。

・熱くなったからといって急に冷やすのはNG!
冷蔵庫や保冷剤等で急激に冷やすと内部で結露ができる可能性があります。故障の原因になりますのでやめましょう。冷やしたいときは、スマホ用やノートパソコン用の冷却パッドを使うと良いでしょう。

2.5 長く使わない場合は100%の満充電で保管した方が良い?

スマホやタブレットを長期間使用しない場合は、2つのことに注意する必要があります。保管環境の温度と、電源を切った時の保管中の充電量です。
保管中はなるべく湿気の少ない、気温32度以下の涼しい環境で保管してください。
充電したり使い切ったりせず、50%前後充電した状態で電源を切って保管します。電池残量が0%の状態で保管すると、リチウムイオン電池は重放電という状態になり、蓄電状態を保てなくなる可能性があります。逆に、満充電の状態で長期間保管すると、リチウムイオン電池の容量の一部が失われ、電池容量の低下につながります。
半年以上スマホやタブレットを保管する場合は、6か月毎に50%まで充電して、その状態を保ってください。

3 スマホの電池を節約する方法は何が有効?

3.1 最も電力を消費しているのは何?

何より電力を消費するのは液晶モニターです。液晶モニターを頻繁に点灯したり、長時間点灯させ続けると電池はすぐに無くなってしまいます。
液晶モニターの明るさを暗めにしておくと節電効果がありますが、暗い場所では見えにくくて不便になるので、明るさの自動調節をオンにしておくと良いでしょう。明るさの自動調節機能は、周囲の明るさに合わせて液晶モニターの明るさを自動的に調整してくれます。
また、液晶モニターの点灯時間を設定で出来るだけ短くしておくのも節電効果があります。SHARPやSamsungといった一部のメーカーのスマホには、手に持って使用しているのを自動で感知し、使用中は液晶モニターが消灯するまでの時間設定を無視して、モニターの点灯状態を維持してくれるといった機能があるようです。お使いの方は試してみてはいかがでしょうか?

3.2 アプリの終了や、データ更新をオフにすることは節電に有効?

開いたアプリを都度終了させないと、バックグラウンドで動き続けるので電力を消費するといまれています。
しかし、スマホの場合はパソコンとは違い、アプリを切り替えると、それまで使っていたアプリは一時停止状態になり特に何もしないので開きぱなしになっているわけではないのです。そのため、未使用のアプリを都度終了させることは、電力消費を防ぐことには繋がらないようです。むしろ使用する度にアプリを起動する方が読み込みのためにCPUに負荷がかかり、電力を消費することになります。
しかし、位置情報を使うアプリ、音楽、ボイスメモアプリなどの一部のソフトウェアは、情報の更新や通知のために少なからず電力を消費します。そうしたアプリを突き止めて、必要の無いものは通知やバックグラウンド更新をオフにしておくと良いでしょう。
iPhoneやiPadなら、[設定]>[バッテリー]をタップすると、どのアプリが電力を消費しているかの割合が表示されます。Androidは、「設定」アプリから[電池]メニューを選べば、同様の情報が得られます。

都度アプリを終了するより、電力を消費しているアプリを突き止めてバックグラウンドのデータ更新をオフにする方が電池の節約には有効なようです。バックグラウンド更新をオフにすることは「設定」アプリから可能です。iPhoneやiPadなら、[設定]>[一般]>[Appのバックグラウンド更新]の順にタップしてオフにすることができます。
しかしながら、『Google Playストア』のようにバックグラウンド更新をオフにするとうまく機能しないアプリもありますのでご留意ください。

3.3 Wi-FiやBluetoothをオフにすることは節電に有効?

Wi-FiやBluetoothをオンにしているとインターネットや、イヤホンなどの周辺機器との接続先を探すときに電力を消費します。
しかしその消費量はわずかです。「機内モード」に切り替えてBluetoothや、位置情報サービス、モバイルデータ通信等を全てオフにしても、電池の使用時間は30分程しか伸びなかったという調査結果もあります。
何より電力節約だけのためにWi-FiやBluetoothのような基本的なシステムサービスを切るのは得策ではないと思います。

また、Appleの公式サイトでは下記のように表記されています。

デバイスを使ってデータにアクセスする際、Wi-Fi接続は携帯電話ネットワークよりも消費電力が少ないため、常にWi-Fiをオンにしておきましょう。

参照元:https://www.apple.com/jp/batteries/maximizing-performance/

3.4 低電力モードや機内モードは電池の節約に有効?

最近のスマホは、電力消費を抑える「低電力モード」を搭載しています。
iPhoneでは「低電力モード」を選択すると、液晶モニターの明るさ低減、システムのアニメーションを抑制、アプリケーションのバックグラウンド更新や通知の停止などで電力消費を極力抑えるように調整されます。電話での通話、Eメール、メッセージ、インターネットへのアクセスなどの主要な機能のみ利用できる状態です。しかしこれは本来、電池残量が10%を切ったときの緊急避難的な機能です。
また、「機内モード」では、モバイルデータ通信、Bluetooth、GPS、位置情報サービスを全て遮断するので、しばらく電話がかかってくることなく、インターネットに接続する必要もない状況なら良いですが、電池の節電対策として利用する機会は少なそうです。

4 まとめ

いかがでしたでしょうか?
スマホやタブレットの電池を長持ちさせるためには、30%くらいまで電池が減ったところで充電を始めた方が良く、0%まで使い切ることは電池に良くないことが分かりました。
また、スマホやタブレットの電池は「リチウムイオン電池」というもので、熱に弱いため、気温が35度以上の環境で使用したり、充電しながら使い続けたりして熱を持たせることが何より電池の劣化に繋がることが分かりました。
この電池は電力を使うほどに充電出来る量が減ってしまうので、日頃の電池の減りはなるべく少なくして使用したいところですが、こまめにアプリを終了させたりWi-Fiをオフにすることは、あまり電力の節約になるとはいい難く、液晶モニターをなるべく光らせないように使っていくのが一番電池の減りが少なくてすむということです。
皆様のスマホやタブレットが長く愛用出来るように、電池切れでハラハラやイライラしないですむように、この記事がお役に立てれば幸いです。

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